ツンデレバレンタイン①
テスト期間の学校の行き帰りに書いたssです
上条さんと美琴たんがぼのぼのいちゃいちゃするだけで
全く起承転結とかないですw
おそらくしばらくそれが続きます
前作こちら
2月13日(かいせんまえ)
↓
御坂美琴の2月14日(みことせんせん)
↓
上条当麻の2月14日(かみじょうせいせん)
僕の上琴ssまとめ
「さあ、ついたぜよ~」
家の前。そこで俺が見たのは。
「やっときたなー、上条当麻」
土御門の妹、土御門舞夏と
「あ、きたきた。遅いわよ!」
何故かメイド服を着た美琴だった。
「御坂!? 早いな??」
「今日は私の中学が入試の日なのよ。だから早く来ちゃった。」
「そして、その服装は何だよ!?」
「え… あ… こ、これは…」
「ご、ご主人様何か用あります、か?//」
は美琴が問う。
「特に何もねーけど」
「ご主人様は… ご主人様はこの私に何もしてほしくないなんて贅沢ね~」
「おーい、最後の方いつもの御坂に戻ってますよ~」
「練習したのになー、みさか」
「うん…」
「恋バナ、楽しかったぞみさかー」
舞夏が割って入る。動く掃除機ロボットに乗りながら。
「ふぇ!? あ、そ、そう?」
「青春だなー」
「さあ、舞夏。邪魔するのも悪いから、部屋に帰るぜよ」
「おう!」
「メイドプレイ堪能するぜよ~ かみやん」
「何言ってんだよ!!」
土御門が義妹を連れていくのを見ると、あのシスコン野郎、チョコでももらうのか、と邪推してしまう。
「じゃ、部屋入るわよ!」
美琴に腕を捕まれる。
「ちょ!? わかったよ」
鍵を取り出して開ける。前に美琴と携帯のペア契約をしたとき、もらったゲコ太ストラップのついた鍵だ。
「それ…あの時の…」
「ああ、折角だから使わないともったいないからな」
「ふーん、そう…//」
顔を赤らめ目を背ける美琴。
「な? 外してもいいんだけど!?」
何故か電撃ビリビリの予感がした。
「そのままでいいわよ。」
「あ、そうですかー」
何も起きなくて良かった。
二人で部屋に入る。
おじゃまします、と美琴が先に靴を脱ぎ、リビングのこたつに侵入する。俺も続いてこたつへ。
「先言っとくが、ビリビリだけはやめてくれよ」
「それはアンタの行いによるわねー」
「お嬢様勘弁してくださーい」
「わかってるわよー」
本当にわかっているのだろうか。
「で、今さらだけど、何の用なんだ?」
「へ!? ほ、ホットチョコ作ってあげるのよ! バレンタインデーだし…」
それは予想外の返事だ。
「チョコ!? うちの台所でか?」
「そうよ。ここ最近は雪も降って寒いし、暖まれるんじゃない?」
なんだ、美琴が天使か菩薩に見える。
「ありがとうございます御坂さまー」
土下座。
「あのねぇ、そんな恐縮しなくていいわよ」
「なんで御坂美琴お嬢様がそんなことしてくれるのでせうか?」
「普段世話んなってるんだから当然よ! あくまで義理だからね!//」
「ん? 本命にもこんなことすんのか?」
「ほ、本命なんかいない!// いないったらいない!//」
「そうか」
何故だろう? 少し寂しい
「何よそのそっけない返事? もっと喜びなさいよ!」
「高飛車なメイドさんだなー」
「うるさい!!」
「おっと、電撃は困りますよ~」
立ち上がり、美琴の頭に右手をのせる。
「う…う…// アンタもてあそんでるわね!!」
上目遣いで悔しそうな顔を見下ろした。
「ん? もてあそんでるつもりはないけど??」
「後で覚えときなさいよ!! とにかく、台所貸しなさい!!」
「ああ、好きにしろ~」
と言うが。何故か美琴は動かない。
「どうした? 台所借りるんじゃ…」
「へ!? ああそうね!! 台所行くね!」
美琴が台所に行くのを見たあと、変な御坂だな…と思う。
「ま、いっか…」
…
ダイニングで寝転んで、台所で作業している美琴を見て、ふと思った。
「なあ、御坂」
「何よ?」
「何かさ、夫婦みたいだな」
ドンガラガッシャーンと、音がした。美琴が顔を真っ赤にしている。
「な// 馬鹿馬鹿何言ってんのよ!!」
意外と可愛いとこあるんだな、とか考えていると…
バサア…
白い煙が、甘い香りが広がる。あああという声と共に。
「上条さんちの台所がぁぁぁ 不幸だぁ」
と言いながら、幸せが続けばいいのに、と願った。
続き
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